心臓CT検査

カテーテルアブレーション治療のために心臓CT検査を受けました。検査目的は冠動脈・左心耳・大動脈・大動脈弁です。食事制限は検査3時間前に食事を済ませる事、水分(水・お茶)の制限はありません。

以下は心臓CT検査説明書からの抜粋です。

心臓CT検査

造影剤を用いて冠動脈・左心耳・大動脈・大動脈弁の異常を診断する検査で、検査時間は20分程度ですがより精度の高い検査結果を得るため場合によっては脈拍数を抑える必要があります。

例えば冠動脈を調べる場合、脈拍数が60以上の場合はβ遮断薬を使用しますが、脈拍数が60未満の方や心臓の機能低下(心不全)の方には使用しません。

造影剤(非イオン性ヨード製剤)

CT検査で使用する造影剤は副作用の少ない安全な薬ですが、まれに体に合わずアレルギー反応を示す場合があります。造影剤は温めているため体が多少熱く感じますが一時的なものなので心配ありません。

副作用

軽度:蕁麻疹・くしゃみ・かゆみ・頭痛・吐き気・嘔吐(5%)

重度:呼吸困難・ショック(約0.04%)・心停止(0.002%)・死亡(0.0002%)→50万回に1回程度です。

検査中に異常を感じた場合、すぐに声を上げ知らせる。

検査後、数日の間に副作用が現れる事がありますが、一時的なものが多く心配なら連絡しましょう。

β遮断薬

内服すると1時間ぐらいで心拍数が減少し、緊張しても心拍数は上がらずきれいな画像が得られます。内服により血圧が少し低下する場合もありますが、内服後約2時間半で消退しますので心配ありません。

ニトログリセリン

冠状動脈を拡張させる狭心症の薬です。必要に応じて検査中に口腔内に噴霧します。場合により心拍が少し早くなり動機を感じる事がありますが、5分ぐらいで落ち着くので心配はありません。

※以下の方は検査前に担当医に相談
・過去に造影剤検査で具合が悪くなった事がある。
・気管支喘息やアレルギー体質と診断されている。
・腎臓機能が悪いと言われた方や腎臓に病気がある。
・妊娠中あるいは妊娠の可能性がある。
・授乳中の方は造影剤使用後48時間経過した後、一度搾乳すれば以後は大丈夫です。
・ペースメーカーが入っている方。
・糖尿病の治療薬メトホルミン(メトグルコ、グリコラン、メデット、ネルビス、メトリオンなど)を内服中の方は、検査前後各48時間は該当の内服薬を中止します。

レントゲン撮影・MRI検査・超音波検査と各長所短所はありますが、CT検査と同等の検査結果が得られる事はありません。