新薬治験申請へ
聖マリアンナ医科大が、大麻成分を含む難治性てんかんの治療薬「エピディオレックス」の臨床試験(治験)の申請準備を始めたようです。
日本では医薬品が大麻から製造されている場合は、患者への投薬や輸入は禁じられていますが、3月の国会質疑で厚労省の担当者が「研究者である医師が厚労大臣の許可をうけて輸入した薬を、治験の対象とされる薬物として国内の患者に用いることは可能だ」との見解を示していました。
このことから、同大の理事長らが10日、厚生労働副大臣に治験に向けた協力を要請。副大臣は患者の対象をしぼり、薬の管理を徹底するなどを条件に、治験は可能と回答したようです。
※「エピディオレックス」とは、英バイオ企業GWファーマシューティカルズが開発した大麻由来の成分を含む難治性てんかん治療薬です。米国では米食品医薬品局(FDA)が昨年認可を出しています。